雑誌編集者の宇野千秋は、奈良のアマチュア歴史家・時任修二の伝手で、ある事件の解決を目論むことに。だが時任は失踪し、同じく時任を探す僧侶・志田芳信と出会う。志田のド派手なファッションと態度に辟易させられる千秋。だが時任の部屋で血まみれの古代刀を見つけたことで、二人は連続殺人事件に巻き込まれてしまう。多くの后妃を輩出しながら、忘れ去られた古代豪族・和邇氏と、現代の人々との絆が生んだ切ない真相とは。破戒僧・志田の活躍を描く、古代ミステリーシリーズ第一弾。
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 360P
- 978-4-75844214-5