「あの“火を生む鏡”、とんでもない代物じゃないですか!」京都北山のブックカフェで働く香坂真澄は、片思い相手の新聞記者・榎本克也が、事故死した日に誰かとの電話していた通話を忘れられずにいた。そんな折、ド派手な僧侶・志田芳信がカフェへとやって来る──。榎本の死には、古代豪族・賀茂氏が残した謎の古代鏡が絡んでいる?天皇の先導役だったという賀茂氏の姿と古代鏡を追い求める内に二人は秘されていた血の縁を暴いてしまい……。破戒僧にして名探偵・志田の活躍を描く、古代ミステリー第二弾!
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 344P
- 978-4-75844275-6