2014年、病に倒れる。思うようにいかない身体。失意の中でどうして私は正気を失わず、また立ち上がろうとしたのか。 闘病、リハビリ、俳優としての復活。 これまでの7年間をつぶさに見つめ、過去に寄り添ってくれたあの人たちの思い出を紐解き、この人たちと歩んだ日々を思索する。 俳優・塩見三省が自分自身の心と身体に向き合い、真摯な言葉で綴った珠玉のエッセイ集。 ●第1章「私の病との闘い」 或る日突然に日常を絶たれた人たち ●第2章「病と共に生きるとは」 故郷を想う、シベリア鉄道紀行 ●第3章「あの人たちを想う」 岸田今日子、つかこうへい、大杉漣 ●第4章「この人たちと生きる」 長嶋茂雄さん、三池崇史、岩井俊二 ●第5章「夕暮れ時が一番好きだ」 復活への「居場所」というもの、バスに乗る ●第6章「静寂と修羅・北野武監督」 『アウトレイジ ビヨンド』『アウトレイジ 最終章』
- エッセイ・対談・座談
- 四六判上製
- 264P
- 978-4-75841380-0