理術師の樋口伊織は、妖かしの子・蒼太と女剣士・黒川夏野を同じ理一位の本庄に引き合わせるため、西の都である斎佳を目指すべく旅に出た。道中立ち寄った町が妖魔の襲撃を受け、応戦することに。戦いの最中、自身の力をうまくコントロール出来ない蒼太の身に妖魔が襲いかかる。絶体絶命と思われたその瞬間、頭上に暗雲が立ち込め、稲妻が妖魔を撃ち抜いた。これは己の力ではない、まさか妖魔の王・黒耀が──。傑作時代ファンタジー第一部完結!!(解説・吉野 仁) ■装画・六七質 ■装幀・かがやひろし
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 400P
- 978-4-75844576-4