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男たちの大和 / YAMATO ニュース

3月8日 メインキャスト決定!!

桜の咲き誇るあの春の日、ただ愛する人を、家族を、友を、祖国を守りたい、その一心で「水上特攻」へ向かい、若い命を散らしていった男たち。第3回新田次郎文学賞を受賞した、辺見じゅんによる渾身のノンフィクション『決定版 男たちの大和(上下)』(ハルキ文庫刊)をベースに、太平洋戦争下「世界最大」と謳われた不沈戦艦「大和」に乗り込んだ男たちの壮絶な生き様と深き想い、そして戦後60年の今に語り継ぐべき戦争の痛みを、空前絶後のスケールでスクリーンに描く『男たちの大和 / YAMATO』。

昭和16年12月、広島・呉の海軍工廠で極秘裏の内に完成した「世界最大の戦艦」大和は、世界最大の46cm主砲9門など、その類を見ない破壊力によって日本を勝利に導くべく、連合艦隊の旗艦艇に就任した。しかしガダルカナル島の敗退、連合艦隊司令官・山本五十六の戦死など、戦局は悪化の一途を辿り、初めて出撃したレイテ沖海戦では、姉妹艦・武蔵を失った。そして、運命の昭和20年4月6日、沖縄に向けた「水上特攻」の命を受けた大和は、召集後間もない10代半ばから20代の若者たちが大半の3,000余名の乗組員たちと共に出撃、翌7日、アメリカ軍艦載機の激しい攻撃を受け、東シナ海で轟沈した。生存者はわずか270余名、さらに戦後60年を経て、その内の20数名が、「大和の最後の真実」を知るのみである。

監督は『人間の証明』『空海』『敦煌』の巨匠・佐藤純彌。時代を代表する数々の大作を生み出してきた演出力をもって、「大和」と運命を共にした男たちの鎮魂歌をドラマティックに描ききる。撮影は大林宣彦監督の尾道三部作や『金融腐蝕列島 呪縛』『突入せよ!「あさま山荘」事件』『あずみ2』を手がけ、技巧を凝らした映像を得意とする阪本善尚が担当。VFX統括として、もはや当時の動画映像は一切残されていない"動く大和の映像"に挑む。

3月末から6月にかけて、尾道・呉など広島県内や京都府下でのロケーション及び東映京都撮影所セットにて撮影は行われる。尾道では実寸スケールの大和を全体の約1 / 2にも及ぶ範囲で再現した長さ100m以上、幅40mもの巨大ロケセットを建設中。壮大かつ迫力ある大和の雄姿は、早くも地元から熱い注目の的となっている。一方呉では、4月23日のオープンが待たれる大和ミュージアム内に展示される。1 / 10スケールの「大和」の模型(全長26m)が、2月中旬の1週間で、CG合成素材として撮影された。更に、セカンドユニット監督・原田徹の指示のもと、エキストラは昨年10月より軍事トレーニングを重ねるなど、クランクインに向け着々と準備がすすめられている。

最新のデジタル技術を駆使したスペクタクル映像を描きながら、この決死の戦いを生き抜こうとした人間たちの群像ドラマを丹念に、詩情豊かに語り継ぐ映画『男たちの大和 / YAMATO』がいよいよ発進する。

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