今野敏 作家生活40周年

全著作200冊間近!

安積シリーズは私のライフワークです 今野敏

2018年、作家デビュー40周年を迎えた。
今年1年は今野敏40周年記念として、
業界初14社合同小説誌ジャックを刊行!
書店1日店長や今野敏大賞など、様々な企画を実地した。
これからもエンターテインメントの第一人者として、ますます目が離せない!!

今野敏 (こんの・びん)

今野敏 (こんの・びん)
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。17年「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。警察小説の第一人者でありながら、武道、SFなど様々なジャンルを手がけている。
現在、一般社団法人日本推理作家協会・代表理事を務めており、角川春樹小説賞、江戸川乱歩賞、大藪春彦賞の選考委員など、若手の育成にも貢献。

安積班シリーズ

ラマ『ハンチョウ』原作小説

事件を追う厳しい目線。
人への優しいまなざし。
それが安積班の刑事たち。

角川春樹事務所 安積班シリーズ・既刊本一覧

二重標的
二重標的

東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補のもとに、殺人事件の通報が入った。若者ばかりが集まるライブハウスで、30代のホステスが殺されたという。女はなぜ場違いと思える場所にいたのか?疑問を感じた安積は、事件を追ううちに同時刻に発生した別の事件との接点を発見。繋がりを見せた二つの殺人標的が、安積たちを執念の捜査へと駆り立てる――。ベイエリア分署シリーズ第一弾!!

虚構の殺人者
虚構の殺人者

東京湾臨海署――通称ベイエリア分署の管内で、テレビ局プロデューサーの落下死体が発見された。捜査に乗り出した安積警部補たちは、現場の状況から他殺と断定。被害者の利害関係から、容疑者をあぶり出した。だが、その人物には鉄壁のアリバイが・・・・・・。利欲に塗られた業界の壁を刑事たちは崩せるのか? 大好評安積班シリーズ第2弾。(解説・関口苑生)

硝子の殺人者 東京ベイエリア分署
硝子の殺人者 東京ベイエリア分署

東京湾岸で乗用車の中からTV脚本家の絞殺死体が発見された。現場に駆けつけた東京湾臨海署(ベイエリア分署)の刑事たちは、目撃証言から事件の早期解決を確信していた。だが、即刻逮捕された暴力団員は黙秘を続け、被害者との関係に新たな謎が――。華やかなTV業界に渦巻く麻薬犯罪に挑む刑事たちを描く、安積班シリーズ第3弾。(解説・関口苑生)

警視庁神南署
警視庁神南署

東京・渋谷で銀行員が少年数人に襲われ、金を奪われる事件が起きた。新設されて間もない神南署の安積警部補たちは、男の訴えにより捜査を開始した。だが、数日後、銀行員は告訴を取り下げてしまう。一体何があったのか?そして今度は複数の少年が何者かに襲われる事件が……二つの事件を不審に感じた刑事たちが、巧妙に仕組まれた犯罪に立ち向かう! 安積班シリーズ第4弾、待望の文庫化!(解説・関口苑生)

神南署安積班
神南署安積班

人と犯罪の溢れる街、渋谷。その街を管轄とする警視庁神南署に張り込む新聞記者たちの間で、信じられない噂が流れた。交通課の速水警部補が、援助交際をしているというのだ。記者の中には、真相を探ろうとするものもあらわれ、署内には不穏な空気が――。刑事課の安積警部補は、黙して語らない速水の無実を信じつつ、彼の尾行を始めるが……。警察官としての生き様を描く『噂』他、8編を収録。大好評安積班シリーズ第5弾、待望の文庫化。

残照
残照

東京・台場で少年たちのグループの抗争があり、一人が刃物で背中を刺され死亡する事件が起きた。直後に現場で目撃された車から、運転者の風間智也に容疑がかけられた。東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補は、交通機動隊の速水警部補とともに風間を追うが、彼の容疑を否定する速水の言葉に、捜査方針への疑問を感じ始める。やがて、二人の前に、首都高最速の伝説を持つ風間のスカイラインが姿を現すが……。興奮の高速バトルと刑事たちの誇りを描く、安積班シリーズ第6弾。(解説・長谷部史親)

陽炎 東京湾臨海署安積班
陽炎 東京湾臨海署安積班

東京湾のレインボーブリッジで乗用車から男女連名の遺書らしきものが発見された。車は乗り捨てられており、男女の心中事件と推測された。東京湾臨海署の安積警部補は、現場からもどった部下の須田刑事から、意外な言葉を聞かされる。彼は『偽装心中』だというのだが――。須田の仮説を信じる安積たちは、事件の驚くべき真相に向かって動きはじめる。(「偽装」より)大好評安積班シリーズ第7弾、待望の文庫化。

最前線 東京湾臨海署安積班
最前線 東京湾臨海署安積班

東京・お台場のテレビ局に出演予定の香港映画スターへ、暗殺予告が届いた。東京湾臨海署の安積警部補らは、スターの警備に駆り出されることになった。だが、管内では、不審船の密航者が行方不明になるという事件も発生。安積たち強行犯係は、双方の案件を追うことになる。やがて、付近の海岸から濡れたウエットスーツが発見され、密航者が暗殺犯の可能性が――。安積たちは、暗殺を阻止できるのか。(「暗殺予告」より)安積班シリーズ第8弾、待望の文庫化! (解説・末國善己)

半夏生 東京湾臨海署安積班
半夏生 東京湾臨海署安積班

東京お台場のビルの狭間で、アラブ系と思われる外国人男性が倒れているのが発見された。事件性の疑いはないと考えられたが、男性は原因不明の高熱を発し、間もなく死亡。それを機に、東京湾臨海署の安積班にただならぬ空気が流れはじめる――本庁公安部が動きだしたのだ。海外からウイルスを持ち込んだバイオテロなのか?地域・道路封鎖に奔走する安積たちの不安をよそに、事態はさらに悪化の気配を見せはじめた!大好評長篇警察小説、安積班シリーズ第9弾。(解説・関口苑生)

花水木 東京湾臨海署安積班
花水木 東京湾臨海署安積班

五月も終わりかけた東京湾臨海署に喧嘩の被害届が出された。ささいな喧嘩でなぜ、被害届が? 疑問を抱く安積班の須田は、事件に不審な臭いを感じ取る。だが、その頃、臨海署館内に殺人事件が発生。殺された被害者からは複数に暴行を受けたらしい痕跡が・・・・・・。殺人事件の捜査に乗り出す安積たちだったが、須田は、傷害事件を追い続けることに――。それぞれの事件の意外な真相とは!?(「花水木」より)五編を収録した安積班シリーズ第10弾、待望の文庫化。(解説・西上心太)

夕暴雨 東京湾臨海署安積班
夕暴雨 東京湾臨海署安積班

東京湾臨海署管内で大規模イベントへの爆破予告がネット上に流れた。安積警部補率いる班と相楽班は警戒警備にあたるが、爆破は狂言に終わる。だが再び、翌週のコミックイベントへの爆破予告がネット上に書き込まれた。前回と違う書き込みに、予告の信憑性を訴える須田刑事。須田の直感を信じた安積は、警備の拡大を主張するが、相楽たちの反発をうけてしまう。迫り来るイベント日。安積班は人々を守ることができるのか? 異色のコラボが秘められた大好評シリーズ、待望の文庫化。(解説・細谷正充)

烈日 東京湾臨海署安積班
烈日 東京湾臨海署安積班

新しく庁舎が建てられた東京湾臨海署の刑事課に、新たな刑事が配属された。安積班にやって来たのは水野真帆という鑑識課出身の女性だった。歪に膨張した水死体を前にしても、怯む事なく捜査を進める水野。しかし、初任課で同期だった須田は彼女に対して何か思う所があるらしい。新顔の女性刑事は、安積班の一員として活躍する事が出来るのか――(「新顔」より)。安積、村雨、桜井、そして東報新聞社会部の女性記者・山口、それぞれの物語を四季を通じて描く、安積班シリーズ、待望の文庫化。(解説・香山二三郎)

晩夏 東京湾臨海署安積班
晩夏 東京湾臨海署安積班

台風一過の東京湾で、漂流中のクルーザーから他殺体が発見された。遺体が発見された船室には鍵が掛っていて……。東京湾臨海署・強行犯第一係の安積警部補らは、被害者の身元確認を始める。一方、第二係の相楽たちは、前日に開かれた新木場でのパーティーで発見された、変死体の事件を追っていた。どちらも捜査が滞る中、重要参考人として身柄を確保されたのは、安積の同期で親友の速水直樹警部補だった――。安積は速水の無罪を晴らすことができるのか!? 大ベストセラー安積班シリーズ、待望の文庫化。(解説・関口苑生)

安積班シリーズ 人物相関図

サーベル警視庁

今野敏、初の明治警察に挑む!
帝国大学講師・夏目漱石、小泉八雲、ラファエル・フォン・ケーベルなど伝説の講師陣も登場!

サーベル警視庁
サーベル警視庁

明治三十八年七月。国民が日露戦争の行方を見守るなか、警視庁第一部第一課の電話のベルが鳴った──。殺された帝国大学講師・高島は急進派で日本古来の文化の排斥論者だという。同日、陸軍大佐・本庄も高島と同じく、鋭い刃物で一突きに殺されたとの知らせが……。第一課は、伯爵の孫で探偵の西小路や元新選組三番隊組長で警視庁にも在籍していた斎藤一改め、藤田五郎とともに捜査を進めていくが──。警察小説の第一人者・今野敏、初の明治警察小説。(解説・西上心太)



ボディーガード 工藤兵悟シリーズ

世界の戦場で戦ってきた工藤兵悟は、優れた格闘術と傭兵経験を活かしてボディーガードを生業としている。マフィア、CIA、ゲリラ、暗殺者を相手に対象者を守り切ることができるか!?

【新装版】ナイトランナー ボディーガード工藤兵悟(1)
【新装版】ナイトランナー 
ボディーガード工藤兵悟(1)

世界の戦場で戦ってきた工藤兵悟は、その優れた格闘術と傭兵経験を活かしてボディーガードを生業としている。ある日、工藤の元に、水木亜希子と名乗る女が現れた。かつての仲間の紹介で、依頼を持ちかけられた工藤だったが、直後彼女を狙う男たちに襲撃されてしまう。依頼は、謎に包まれた機密文書と彼女自身を死守すること――期限は3日間。だが、彼女を追ってきた敵は、世界最大の諜報機関CIAだったのだ。警察とCIAを敵に回し、工藤は彼女を守り抜くことはできるのか。傑作冒険サスペンス、待望の新装版。

【新装版】チェイス・ゲーム ボディーガード工藤兵悟(2)
【新装版】チェイス・ゲーム 
ボディーガード工藤兵悟(2)

乃木坂のバーに用心棒として身を寄せる工藤兵悟は、かつて傭兵として世界の戦場で戦ってきた男だ。ある日、傭兵時代の戦友であるアル・ソラッツォが、マフィアに追われ、彼に助けを求めてきた。山岳ゲリラ戦を得意とするアルを、山中に逃した工藤だったが、今度は友が人質に捕られ、マフィアからアルを探し出すように脅迫を受けてしまう。果たして工藤と人質の運命は!?大好評シリーズ、新装版第二弾。

【新装版】バトル・ダーク ボディーガード工藤兵悟(3)
【新装版】バトル・ダーク 
ボディーガード工藤兵悟(3)

国際ジャーナリストの磯辺良一が誘拐された。自身の著書である『イスラムの熱い血』の大ヒット記念パーティでの出来事だった。イスラム組織を名乗る犯人は、百万ドルの身代金を要求。磯辺を警護していた傭兵時代の旧友から、人質の救出を依頼された工藤兵悟は、警察とは別に独自の捜査を始める。だが、警察が犯人を包囲したとき、壮絶な戦いが始まった――。ゲリラとの戦いに工藤の戦士の血は目覚めるのか!?傑作冒険サスペンス新装版、遂に完結。(解説・大多和伴彦)

デッドエンド ボディーガード工藤兵悟(4)
デッドエンド 
ボディーガード工藤兵悟(4)

元傭兵で数々の死線を潜りぬけてきた工藤兵悟は、ボディーガードとして要人の命を守ってきた。ある日、工藤はカジンスキーというロシア人から仕事の依頼を受ける。その内容は驚くべきものだった――かつて、工藤の同僚兵士だったマキシムを殺した敵からカジンスキーの命を守りぬけというのだ。ボディーガードとしてのプライドを賭け、まだ見えぬ敵と対峙するとき、物語は予想を裏切る展開をみせる。『曙光の街』シリーズのヴィクトルと異例のコラボレーションでみせる傑作長篇、待望の文庫化。(解説・関口苑生)

その他既刊本一覧