江戸鎌倉河岸を舞台にした傑作捕物帳 鎌倉河岸捕物控シリーズ /角川春樹事務所 時代小説文庫


- 流れの勘蔵 鎌倉河岸捕物控<三十二の巻>
- 江戸は秋、瀕死の怪我を負った亮吉が本復に向かい、政次たちはほっと一安心。一方宗五郎ら一行は、当代豊島屋十右衛門の京での本祝言を無事終え帰路に着いていた。そんなある日、板橋宿の御用聞き仁左親分が金座裏を訪ねてきた。板橋宿で分限者や妓楼の子どもばかり狙った拐しが三件起きたが、その一味が江戸へ潜り込んだらしい。政次たちは早速動きだすが、そこに影の探索方「八州方」も参入して……市井の平和を守るため、金座裏の決死の闘いが火ぶたを切る!平成の大ベストセラーシリーズ、ここに感涙の終幕。
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著者Profile
- 佐伯泰英(さえき・やすひで)
- 1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。71年より74年末までスペインに滞在。以後、スペインを舞台にしたノンフィクションなどを、発表。1999年、時代小説『密命――見参! 寒月霞斬り』『瑠璃の寺』(文庫化に際して『悲愁の剣――長崎絵師通吏辰次郎』と改題)を発表後、「居眠り磐音 江戸双紙」「鎌倉河岸捕物控」「吉原裏同心」「夏目影二郎始末旅」シリーズなどを次々と執筆。時代小説を担う書き手として高い評価を得ている。
佐伯先生からのメッセージ
