時は激動の幕末。斉藤一と出会った沖田総司は、生まれて初めて人を斬り殺してしまい、自分も傷を負ってしまう。総司は偶然通りがかった秋篠と名乗る女性に助けられ、傷の手当のために医者のところへ連れて行かれるのだが、その医師は夢のなかで会ったはずの、長崎の白嶺先生だった。傷を癒やす中で、白嶺医師から、なぜか自分も以前お前とどこかで会ったような気がしてならないと告げられた総司は、幼いころから感じ続けていた違和感に対して、再び考えはじめるのだった・・・。
- SF・ホラー・ファンタジー
- 新書判
- 216P
- 489456-219-7