赤いリンゴに 唇よせて/だまって見ている 青い空/リンゴは何んにも いわないけれど/リンゴの気持ちは よくわかる(「リンゴの唄」より)――優しくも人の心を打たずにはおかない言葉で紡がれたサトウハチローの、珠玉の作品群。その詩は読む人を郷愁へと誘う強い言葉に満ちている。その作品百十九篇を収録した待望の文庫オリジナル版。(解説・こわせ・たまみ/エッセイ・なかにし礼)
赤いリンゴに 唇よせて/だまって見ている 青い空/リンゴは何んにも いわないけれど/リンゴの気持ちは よくわかる(「リンゴの唄」より)――優しくも人の心を打たずにはおかない言葉で紡がれたサトウハチローの、珠玉の作品群。その詩は読む人を郷愁へと誘う強い言葉に満ちている。その作品百十九篇を収録した待望の文庫オリジナル版。(解説・こわせ・たまみ/エッセイ・なかにし礼)