「死者の独白」を書きたいと思っていた時に、辺見じゅん氏の歌集を贈っていただいた。何気なく鑑賞していて、ふいに触発されるものがあった。かつて萩原朔太郎の「死」という詩を見て、瞬時に巨大なストーリーの心象風景を展望した『「萩原朔太郎」の亡霊』を書いた時と、ほとんど同じような天啓であった(著者あとがきより)。ミステリーの第一人者が描く、死んでいった者たちの真実の物語、全二十篇、待望の文庫化。(短歌・辺見じゅん)
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 208P
- 978-4-75843474-4
「死者の独白」を書きたいと思っていた時に、辺見じゅん氏の歌集を贈っていただいた。何気なく鑑賞していて、ふいに触発されるものがあった。かつて萩原朔太郎の「死」という詩を見て、瞬時に巨大なストーリーの心象風景を展望した『「萩原朔太郎」の亡霊』を書いた時と、ほとんど同じような天啓であった(著者あとがきより)。ミステリーの第一人者が描く、死んでいった者たちの真実の物語、全二十篇、待望の文庫化。(短歌・辺見じゅん)